車査定の始まり

車査定がされるようになったことは、売りたい側の立場の人間にとっては、大きな出来事でした。それまでの中古車は、メーカーのディーラーに下取りをされるか、乗れなくなるまで乗って、廃車にするかのどちらかが多かったからです。一部で、車の買い取り専門業者がいましたが、それは業者間での取引が多く、一般の人々が自分の車を売買することはあまりなかったのです。
今でこそ、数年で車を乗り換える傾向にありますが、かつては新車を買うための下取りか、廃車にするかの選択しかなかったので、中古車を扱っている業者も少なかったのです。それが、中古車業界が一気に盛り上がりを見せたのは、車が飽和状態になってきており、新車が次々と販売されたことが原因でしょう。
中古車業界が栄えると同時に、車査定の必要性も高まり、車査定士の資格を持つ人が増えてきました。中古車を査定をして、お金に換えるためには、必要な資格だったからです。この車査定は、それまでのばらつきがあった中古車市場を中立な立場から適正な価格で、車を取引できるより信頼できるものとなりました。名古屋の車買取店人気5社を徹底比較!
現在では、インターネットを通じての無料査定も行われるようになりましたが、最終的には、実際の車を目で見て、触っての本査定となります。本査定は30分から一時間ほどで終了しますので、お茶でも飲んでいる間に見積もりが出るでしょう。査定士によって、その見積金額は少々の違いがありますので、複数の査定を受ける方が良いでしょう。

車査定が始まった理由

昭和54年に発足したのが、「中古自動車査定制度」なのですが、それ以前にもメーカーのディーラーによる下取りや、一部の業者の買い取りなどのシステムはありました。しかし、日本自動車査定協会が初めて公けにこの制度を発足させたのです。
その理由としては、それまでのメーカーのディーラーによる下取りや、一部業者による買い取りのシステムは、その金額にばらつきがあり、売る側や中古車を購入する側にとって、不利益を生じることが多かったからです。事実、様々なトラブルも起こり、車業界は闇に包まれた環境にありました。
そこで、査定の様々なポイントをいくつか決め、そのポイントを軸に、あらゆる角度から丁寧に慎重に査定をすることで、公平性を高めるようになったのです。
一般の人々にも理解できるように、査定する内容を明らかにし、減点されるべき点も明確化しました。ボディの傷やへこみ、またタイヤの傷み具合など、その車の価値を第三者の目で確かめるために、車査定士も誕生しました。
車査定士は、日本自動車査定協会の講習を受け、資格試験を受けて、取得できる資格で、車を査定して、金額に換えるためには、この資格が必要としました。この制度ができてから、市場の相場はある程度、落ち着きを見せ、公平さも増したのです。そして、信頼できる査定士の元へは様々な中古車の査定が求められてきます。売る側にも買う側にも公平な立場で、査定をする人々がいるからこそ、この中古車売買は成り立っているのです。