車査定が始まった理由

昭和54年に発足したのが、「中古自動車査定制度」なのですが、それ以前にもメーカーのディーラーによる下取りや、一部の業者の買い取りなどのシステムはありました。しかし、日本自動車査定協会が初めて公けにこの制度を発足させたのです。
その理由としては、それまでのメーカーのディーラーによる下取りや、一部業者による買い取りのシステムは、その金額にばらつきがあり、売る側や中古車を購入する側にとって、不利益を生じることが多かったからです。事実、様々なトラブルも起こり、車業界は闇に包まれた環境にありました。
そこで、査定の様々なポイントをいくつか決め、そのポイントを軸に、あらゆる角度から丁寧に慎重に査定をすることで、公平性を高めるようになったのです。
一般の人々にも理解できるように、査定する内容を明らかにし、減点されるべき点も明確化しました。ボディの傷やへこみ、またタイヤの傷み具合など、その車の価値を第三者の目で確かめるために、車査定士も誕生しました。
車査定士は、日本自動車査定協会の講習を受け、資格試験を受けて、取得できる資格で、車を査定して、金額に換えるためには、この資格が必要としました。この制度ができてから、市場の相場はある程度、落ち着きを見せ、公平さも増したのです。そして、信頼できる査定士の元へは様々な中古車の査定が求められてきます。売る側にも買う側にも公平な立場で、査定をする人々がいるからこそ、この中古車売買は成り立っているのです。